自社サイトやブログの運営をしていると日ごろから「Google Analytic」でアクセス解析を行います。日本向けサイトの運営をするが多いと思いますが、Google Analyticのデフォルト設定だと海外(日本以外)からのアクセスも解析データとして検出されてしまいます。
Googleのクローラーやリファラースパム(リファラルスパム)などがその代表例です。
■リファラースパム(リファラルスパム)とは
リファラースパムとは、アクセス元を確認する人をスパムサイトに誘導するためにスパムサイトから不特定多数のサイトにアクセスする悪質な行為です。
リファラースパム(リファラルスパム)の仕組み
- 悪意のあるプログラムがブログへ大量アクセス
- サイト保持者が解析時など、そのアクセスを不振に思ってURL/ドメインを検索
- 広告が表示される or ウィルス/マルウェアがインストールされる
- ウィルス/マルウェアであれば、ウィルス感染により情報が盗まれるなどの危険な状態となる
対処方法としては「無視」か「何かしらの対処」をする必要があります。
サイトの情報を収集するために自動巡回しているアドセンス関連のクローラーや外国からの不審なアクセスが多くなると正確なアクセス解析のための情報を収集することができません。そのため「Google Analytics」のフィルタを使ってアクセス制限をかけることにしました。フィルタ設定をすることによって、実際にはアクセスはあるのですが「Google Analytics」のデータ上には解析値として表示されなくなります。
今まで「Google Analytics」の解析データとして短時間に不自然に集中していたアクセスが表示されなくなります。正確なデータ分析をするために以下の設定をして対処しましょう。
Google Analyticsのフィルタ設定方法
①Google Analyticsにログインして、左下の「管理」を選択します。
「すべてのウェブサイトのデータ」から「フィルタ」をクリックします。
②「フィルタを追加」をクリックします。
③ビューにフィルタを追加から設定を行います。
■設定項目(フィルタ情報)
- フィルタ名 : 自分がわかりやすいフィルタ名 例)日本からのみアクセス
- フィルタの種類 : 「カスタム」をクリック
- フィルタ条件 : 「一致」を選択
- フィルタフィールド : 「国」を選択(一覧から選べます)
- フィルタパターン : 「Japan」と入力
- 大文字と小文字を区別: チェックをいれる
すべて入力が終わったら「保存」をクリックして設定を反映させます。
④新しいフィルタが作成されました。これで海外からのアクセスを除外することができました。
最後に
Google Analyticのフィルタ設定は、すぐに反映されないことがあります。
設定の間違いではないことがほとんどなので、少し時間をおいてから確認してみてください。