Google の音声入力をご存知でしょうか。

音声をそのまま文字にしてくれるGoogleのサービスで、タイピングすることなく喋った言葉をテキストに変換することができます。
タイピングがいくら早くても、自動音声入力には及ばず、音声入力の方が圧倒的に早いです。
ブログの記事作成が劇的に早くなりますので、まだ使ったことがない方は一度使ってみることをお勧めします。もちろん無料のサービスです。
目次
はじめに
Google音声入力の使い方は簡単で、ブラウザ(Chrome限定)からGoogleドキュメントを開いて音声入力するだけです。
事前準備として、以下の3つが必要です。
事前に準備するもの
- Google Chrome ブラウザ(スマホの場合はGoogleドキュメントのアプリ)
- Google アカウントプレビュー (新しいタブで開く)
- マイク(ノートPCでマイク内蔵の場合は不要)
すべて、満たしている場合は、メリット・デメリットに進んでください。
Google Chrome ブラウザ
Google の音声入力を利用するためには Google Chrome(ブラウザ)が必要になります。
他のブラウザには対応していません。
Google Chromeをインストールしていない場合はGoogle Chrome 公式ページからインストールしてください。
Google アカウント
次に Google のアカウントが必要です。
Gmail の利用が必要ですので、お持ちでない方は登録をしてください。
■Google アカウントヘルプ
>>Google アカウントの作成
マイク
音声をデバイスを通じて認識させるためにマイクが必要になります。
マウス内蔵のノートパソコンであれば、ノートパソコンに直接話しかければ認識されますのでOKです。
デスクトップパソコンの場合は、マイクが内蔵されていませんので別途マイクを用意する必要があります。
Google音声入力のためだけに高額なマイクを購入する必要はありませんので、このあたりの安いマイクで十分です。
ゲーム機やスマートフォンなどにも接続して利用する予定があれば、ヘッドセットタイプのマイクもあります。
zoomやSkypeなどの音声チャットの時にも使えて、幅広い用途で利用できます。
マイクやヘッドセットをPCに接続したい時は、再生デバイスを変更しましょう。
PCに複数デバイスを接続している場合は、手動で切り替えないと反応しません。
メリット・デメリット
メリット
メリット
- 文字入力が速い
- 精度が高く、ほぼ正しく変換して文字テキストにしてくれる
- 漢字の変換も精度も高く、文章の文脈を認識して適切な漢字を選択してくれる
- Google ドキュメントに自動的に保存されるので、間違って画面を消しても安心
- ある程度小声でも正確に声を拾ってくれる
デメリット
デメリット
- 句読点や改行に対応していない(手動で加筆修正が必要)
- 基本的に英語には対応できていない(たまに変換される)
- 一定期間音声認識がされないと音声読み込みが途中で切れる
音声入力のはじめ方
音声入力の方法
1.google ドキュメントにアクセスして、ログインします。
2.新しいドキュメント(空白)を作成します。
3.ツール > 音声入力 を選択します。
4.マイクのアイコンが表示されます。このアイコンをクリックすると音声入力が開始されます。
5.マイクに喋り掛ければ、音声入力されます。
マイクの状態
ONの状態
OFFの状態
途中で切れた場合
実際に使ってみる
この記事は実際にgoogle音声入力を使って、作成しました。
ちゃんと文字になっていない部分や文書としておかしいところが多々あるので、修正していますが、下書き(たたき)としては十分です。
音声が切れるたびに、ほぼリアルタイムで自動保存されます。そのデータはGoogleドライブに保存されています。
WordやExcelを使うことが多い方は、分かると思いますが、アプリケーションが突如、なぞに落ちることがあります。
保存していない時は、それはもう悲惨です。
自動保存されるので、この点は安心です。
覚えておいた方がいい機能
音声入力の切り替えのショートカットです。
「Ctrl+Shift+S」のショートカットキーで音声入力のオンとオフを切り替えることができます。マウス操作より手軽です。
言葉を考えて、一定時間しゃべらないと音声入力がオフになるので、その場合はショートカットキーで再度ONにしてすぐに切り替えることができます。このショートカットは、覚えておいた方がよいです。
ちなみにずっと音声入力がオンの状態でも、キーボード操作はできますので、手動で句読点や改行を入れながら音声入力することも可能です。
注意点
録音した音声などは認識されないので、会議などのボイスレコーダーに録音した音声の文字起こしには使えません。
スマホなどで爆音で音楽を鳴らしたんですが、読み込みしませんでした。
Google の AI の優秀なところですが、電子音は認識しないようになっているのでしょう。
また、音声が多重で聞こえる場合なども認識しないか、もしくは誤変換されます。実際に試したところ、ほとんど認識しませんでした。
そのため複数人が同時でしゃべっている場合などは、正しく文字起こしすることができません
スマートフォンでの利用について
Android iPhone ともに利用可能ですが、利用する場合は Google ドキュメントのアプリが必要です。
外出先でちょっとしたメモを取りたい場合などの時に利用すると便利です。
スマホで文字を打つ場合はスワップによる入力になるため早くタイピングすることができませんので、Google の音声入力を使うことにより素早くメモを取ることが可能になります。
ただ独り言を言っているように見えるので不審者に思われないように注意しましょう。
まとめ
Google 音声入力を使ってみた感想は、以下の通りです。
まとめ
- 文字入力は音声入力の方が圧倒的に早い
- 文章構成を考えながら 音声入力している場合は、音声入力がよく切れる
- 下書きとして利用するのが最適
- タイピングの入力ミスより正確に変換してくれるのでキーボード入力するより効率的
- 句読点、英語、改行が入れられないので、結局はキーボードで手打ちして修正することにはなる
大雑把に文字にしたいことが決まっている場合は、かなり効率的です。
後で見直して、清書する前提で音声入力を使えば、キーボードで文字を打つ量が圧倒的に減ります。
Googleは無料で優秀なツールが多いので、便利ですね。
画像やPDFデータの中にある文字をテキスト文字にすることもできます。
>>Googleドライブで画像やPDFの文字をテキスト形式にする方法(OCR)