仕事の都合で引越しをすることになりました。
引越しのタイミングでインターネット回線について色々と調べたので、賃貸マンションにおけるインターネット回線を利用する時の注意ポイントを実体験を交えてご紹介できればと思います。
まず引越し前の賃貸マンションにはインターネットの設備が備え付けられていました。まあ、そういう物件を選んだので当然といえば当然ですが。
インターネット設備付きの賃貸を選んだ当時はあまり引越し経験もなくインターネット回線は備え付けのほうが料金がお得だと思っていました。
が、実はほとんどの場合がお得ではありません。
基本的に備え付けの無線Wi-Fiは、マンションの住人全員でシェアする形式です。
且つ、無線ということもあり、尋常じゃなく遅い!
YouTubeの再生ですら、途切れてしまいます。
備え付けインターネットの共用型回線はダメですね。無線回線は特に。
勉強になりました。今後、一生使うことはないでしょう。
皆様もお気をつけください。
賃貸契約に標準でインターネット回線がついている物件。
つまり、「インターネット無料!」と掲載されているマンションです。
一見、お得に感じると思いますが実はデメリットのほうが多いと個人的には思います。
目次
備え付けのインターネット回線のデメリット
・回線速度が遅い可能性が割りと高い
・インターネット料金が家賃や管理費に含まれている可能性がある
・セキュリティが脆弱な可能性があるの
私が実際に使ってみて、1番のデメリットは繰り返しになりますが「回線速度」でした。
もう使えないレベル。
そして、私の賃貸マンションに設置されていた無線Wi-Fiは仕様なのか、なぜか複数端末の同時接続ができません。そのため、PCで無線Wi-Fiを利用しているときはタブレットなどでは無線がつながらない。つまり、別端末での併用利用ができない。
賃貸マンションの契約上は、インターネット契約を別途結んでもいいんですが、なんか損した気になります。私の場合は近々引越しをする予定だったのでスマホのテザリングで難をしのいでいました。固定回線を引く場合は、契約期間の縛りとかもありますし。
スマホのテザリングで接続している状態で、動画なんか見ようものなら一瞬で容量をくってしまうので、たまーに見るぐらいです。通信容量を気にしながらインターネットをするのはちょっとストレスでした。
引越し先のインターネット回線の開通に向けて
引越し先の賃貸マンションではインターネットを利用時にストレスをためながら利用したくないので、引越し先の物件の光回線の提供エリアを調べたり、プロバイダやキャンペーンの事前調査を綿密に行いました。
同じミスは犯したくないですからね。
回線速度でいうと関東エリアでは、やっぱりNURO光。
不動産会社に事前にBフレッツ回線なら引けることは確認していましたが、今まで回線の速度が遅かった分、早い回線に憧れます。
賃貸物件としてはNURO光を開通できると情報として掲載はしていないので、開通できない可能性もありましたが、速度速い誘惑に負けてNURO光を申込することにしました。
いろいろ調べていると特定の条件を満たせば、壁に穴を開けることなくNURO光も開通できそうな状況のようです。
NURO光工事当日
結果。
開通できない!
理由としては、提供エリアだし、マンションで開通できる条件も満たしているし、光ファイバー線も引き込めるけど、引き込みをするスペース(穴)がないためだそうです。
マンションの設備と作りによっては開通できないこともあるし、しょうがないか。
と諦めて、開通できるといわれていたBフレッツを申し込みすることにしました。
この時点でロスが1週間程度。
Bフレッツ回線を申し込みするまで
本当は、NURO光の2G回線がよかったんですが、開通できないならしかたないです。
Bフレッツのマンションタイプの1Gで我慢することにしました。
キャンペーンとか速度制限とかもろもろ調べて、プロバイダは「Broad 光」というところにすることに。
回線速度はNTTの基地局からの距離とか同一マンションでどれぐらいの世帯(世帯数)で利用されてるかによって回線速度が変わってきます。しかし、その部分は入居したマンションによってすでに決まっている要素なので自分の手では改善のしようがありません。
そのため、自分の選択で回線速度に影響がおよび、ある程度回避でできる部分で対策することにしました。
それはISP(インターネットサービスプロバイダ)です。
ISPによっては、「特定の地域」で「特定の時間帯」にアクセスが集中して速度低下になることを避けるために速度制限をかけるところがあります。
大手ISPは、会員数も多いため速度制限(帯域制限)をかけることが多くサービスサイトにもそのことが記載されています。
いくつかのISPを調べましたが、高い確率で速度制限をかける可能性があるという表記をしています。逆に速度制限をかけないとうたっているISPもあります。速度制限はかけないISPはアンバンドル(ISPと光回線がセットではない)契約がほとんどで申し込み特典のキャンペーンを受けることが出来ないことが多いです。
光回線が新規の場合にしかお得なキャンペーンを受けることが難しいので、今回はキャンペーンを受けるために速度制限がかかっていると公言していないISPにすることにしました。
それが「Broad 光」です。
@TCOM・Yahoo BB!・エディオンネット
■電力系光事業者
eo光(関西)・コミュファ光(中部)・Pikara(四国)・MEGAEGG(中国)・BBIQ(九州)
■その他
auひかり、KCN(近鉄ケーブルネットワーク)、NURO光
※「ファイル共有ソフト」は著作権法などの法律違反に繋がるものです。
・@nifty
・BIGLOBE
・NTTplala
・ASAHIネット
・IIJmio
・J-COM
・So-net
・BB.excite
・WAKWAK
・hi-ho
ISP(プロバイダ)を決めた背景
私がISP(プロバイダ)を「Broad 光」に決めた背景です。もちろん事前に「Broad 光」の口コミや評判を調べています。すると以下のことがよくヒットします。
- テレマをいきなりしてきて、無理やりISPを乗り換えさせようとしてくる
- 結果的に料金はそんなに安くならないのにすごく安いようにトークしてくる
- 強制的にセキュリティソフトの契約をさせられる
- 工事費の割引/実質無料キャンペーンを行っていないので初期費用が高い
- ほかのISP同様に最低利用期間もあるし、乗り換えをするメリットがない
たしかに光回線をすでに既設している場合は、全くもってお得ではないと思います。しかもキャンペーンがほとんど適用されないなんて、申し込みする理由を逆に教えてほしいぐらいです。
が、価格.com経由で申し込みをするとBフレッツの開通工事費が「実質無料」、そして「最低利用期間」+「2年自動更新/30ヶ月自動更新」の縛りがないのです。
Broad 光の公式サイトも確認しましたが、どうやら最近になって工事費の適用キャンペーンと最低利用期間などの縛りの仕様が変わったみたいでした。
口コミや評判サイトの投稿の日付から推測すると私が調べている時期の2-3か月前ぐらいに変更されたようです。そのため、仕様変更後の使い勝手や評判がインターネット上に載っていませんでした。
ただ、工事費のキャンペーンもやっているしキャッシュバックキャンペーンもある。速度制限はかけているか分かりませんが、速度測定サイトで計測しているサイトはあり、そのサイトでの回線速度はそこまで遅くない結果。
そういったいろいろな情報から判断して、価格.comから「Broad 光」で申し込みすることに決めました。
一番の決め手は、違約金発生なしです。
賃貸マンションの契約は、基本2年契約なのでほとんどの場合は、賃貸の契約解除タイミングと回線解除タイミングがあいません。
※入居してすぐ開通できず、2年間更新でも賃貸マンションの契約月とBフレッツ開通月がずれることが多いです。30か月更新の場合はそもそもあいません。
そのため、賃貸物件にお住まいの方は基本的に違約金を支払うことになります。
(移転先で同一回線の利用を継続する場合はプロバイダと回線によると思いますが、契約継続になるので違約金が発生しない場合もあります。その場合は、契約の縛りも継続されるのでさらに引越しした場合に同一回線を開通できない場合は違約金が発生します))
この価格.com経由のキャンペーンは2年縛りや中途半端な30ヶ月縛り、自動更新などの縛りによる更新月以外の解約の場合の違約金がキャンペーンで相殺されます。これでいつやめても契約解除料金を支払う必要がなくなりました。また、12ヶ月継続すればキャッシュバックが20,000円程度もらえて、通常の光回線工事費は割賦で相殺されて無料なのでお得です。
ただ、キャッシュバックキャンペーンを受け取るためにはいくつか壁(罠)があります。
申し込み時に具体的な説明は残念ながらなかったのですが、後日手続き方法についての詳細メールが届きました。
メール内容を確認すると手続き方法は、かなり手間で利用料金の明細書を郵送(メールでは駄目)が必須だったり、振込口座を登録できる期間が短く半年以上先ではないとそもそも口座登録ができないなどハードルが高く、二の足を踏むように仕向けつつ、忘れさせようとしているように感じました。
手続き自体は手間ですが、所定の手続きを行えばキャンペーンはすべて受けることができます。縛り期間がないISPは少ないので、私は「Broad 光」で申し込みしてBフレッツ回線を開通させることにしました。
申し込みも無事終わり、あとは工事を待つだけです。工事日の連絡を待つことにします。
Bフレッツ工事について
工事日の連絡が来ました。(最近は電話じゃなくて、SMSで届くんですね。)
Bフレッツ工事は平日の午後と連絡あり。まあまあ、大体そうだと思うので有給を取得して待機。
ピンポーン
Bフレッツ工事担当者の方が来ました。NUROの工事担当者の方と同様にモジュラージャックのコンセントの部分のカバーを空けて光ファイバーの配線が可能か確認をはじめました、
不穏な独り言が聞こえました。
「分かりづらいのかな?まあそのうち探し当てるだろう」そんな感じにしか思っていませんでした。
数分後・・・工事担当者の方に話しかけられました。
いろいろ説明され、以下のことが判明
- 光ファイバー線を通せる隙間がない(工事できない)
- マンションの設備(MDF盤)までは回線は物理的にきている
- 過去、同じ部屋でBフレッツを利用していた形跡/実績はない
結果、Bフレッツを開通させるためには何をしないといけないか。
・配管工事後、Bフレッツ工事
「不動産会社」と「マンション管理会社」に急いで連絡を。
Bフレッツは提供エリアで開通できるって言ったじゃーーん!
賃貸契約をする前に事前にBフレッツ回線が引けると聞いていたのに工事できない。早急にどうにかしてほしい。
プロバイダ、プロバイダの代理店、不動産会社、マンション管理会社、Bフレッツ工事業者、配管工事会社に連絡をいろいろした結果、開通できそうな流れになりました。
話がまとまるまでに、かなり揉めましたが別途発生する配管工事費はマンションのオーナー負担でマンション立ち退き時にも今回の配管工事は現状回復なしでOKと手続きをしてもらい工事できることになりました。
工事日を再調整して、無事工事完了。インターネットの疎通確認も行い利用できるようになりました。インターネットが使えるようになるまでに当初の予定から1ヶ月ほど余計にかかりましたが。
そして、Bフレッツの工事自体も「再工事+別途工事」になったらしく別料金がかかるとのことでした。その料金も結果的にはマンションの管理会社が負担してくれることになったんですが、請求は一旦私宛にしかだせないみたいなので明細を不動産会社に送る必要がでてきました。
数ヵ月後に明細が出たら、明細をメールで送る予定です。
工事後、1ヶ月程度経過しましたが、利用に問題はありません。開通までに予想以上に時間がかかってしまいましたが、無事使えるようになってよかったです。
引越し前から手続きや下調べをしていたこともあり、開通するまでにかなりの労力を使いました・・・。
最後に
インターネットを利用した仕事、趣味がある方はネット回線は必須設備だと思います。
私のようなケースはレアケースだと思いますが、引越しの際はインターネット回線を含めて自分の納得がいくまで不動産会社に確認したほうがいいと思います。今回は事前に確認していましたが、実際に居住して開通工事をやってみないと問題が判明しないケースでした。しかし、事前に確認をすることにより問題を回避できることは多くあります。
事前に確認をしているかしていないかで、自分の費用負担で工事をしないといけないか不動産会社(マンションのオーナーさん)負担での工事をしてもらえるかも変わってきますしね。
知人からは「クレーマーだ」と言われましたが、私はそうは思っていません。理不尽な要求をすることはクレームだと思いますが、正当な理由と背景があれば自分自身の要求や希望を伝えるのは正しい主張だと考えています。何か腑に落ちないことがあれば、一度交渉してみることをお勧めします。いわずにモヤモヤした状態で終わらせると気持ちもよくないです。
とは言っても、あらかじめ確認をしておいて未然に防いだ方が余計な時間も手間もかかりません。みなさまも事前確認は怠らないように、不要なトラブルは避けて快適な日常生活を送れるように対策をしましょう。